保険診療でできることってなに?基本的なルールや具体例をご紹介します

整骨院の料金表で「自費診療」といった但し書きを目にされたことがある方も多くいらっしゃると思います。よく似た症状であっても、原因や施術内容によって保険診療か保険外診療(自由診療)か分かれます。

今回は、保険診療のルールと共に、保険診療でできることについてご紹介します。身体の不調は一刻も早く解決したいものですが、経済的負担も決して軽視できません。是非この記事を参考になさってください。

保険診療の基本的なルール

保険診療とは、各種健康保険が適用となる診療を指します。保険診療とみなされるには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 厚生労働大臣による登録を受けた保険医であること
  • 厚生労働大臣によって指定された保健医療機関(病院・診療所)であること
  • 健康保険法、医療法、医師法、医薬品医療機器等法といった各種関係法令の規定を尊種していること
  • 療養担当規則の規定を尊種すること
  • 医学的に妥当な診療であること
  • 保健医療機関が診療報酬点数表で定められたとおりに請求していること

これらを満たした診療が、自己負担1~3割で受けられる保険診療に該当します。保険診療には、原因が明確な病気やけがの治療、そして外科的手術やレントゲン検査、薬の投与などが含まれます。また、MRIやCTといった画像診断や出血を伴う傷も保険が適用される診療です。

整骨院や接骨院は保健医療機関(病院, 診療所)ではなく、施術者も医師でもありません。しかし、「柔道整復師」という国家資格を持つ者の施術であれば、一部の施術に対して健康保険が適用されます。

保険診療でできること:原因が明らかな怪我に対する施術

整骨院では、外から物理的・科学的に受けた怪我に対する施術に保険診療が適用されます。主な部位は関節・骨・靭帯や腱です。対象となる症状は打撲や捻挫、挫傷から、脱臼や骨折、不全骨折の応急手当まで幅広く、手術を必要としない整復・固定などを行います。

「急性の痛みで、負傷した原因や日付がはっきりわかるものが対象」と覚えておくと判断が容易です。保険診療は診療内容や医療機関が限定的で不便に思えますが、厚生労働省によって認められた安心の診療内容と言えます。

似ているけれど保険診療外のもの

一方で、同じ関節や骨の痛みであっても、保険診療に該当しない症状もあります。たとえば、ぎっくり腰は保険診療ですが、慢性的な腰痛や加齢からくる痛みは保険診療の対象外です。さらに、痛みを和らげるためのマッサージも、医師の同意がなければ保険の対象外となります。整体院では回復を促すために、超音波・超短波治療器を用いたり、電気刺激を用いるトレーニングを取り入れたりすることもあります。

超音波療法は、音波の発生により温熱作用が発生し、さらに体内の深部と浅部にマッサージと同じような刺激を与えるもので、プロスポーツの現場でも世界的に用いられている手法です。しかしながら、これらも保健診療の対象外なのでご注意ください。

さらに、見落としがちなのが病院との混合受診です。同じ怪我について、外科や整形外科で治療を受けているにも関わらず、同時にマッサージなどの保険外診療の施術も受けると、どちらの施術においても健康保険が適用されず全額自己負担となってしまいます。保険診療か否かを素人が判断することは難しいものです。支払額が気になる方は遠慮せず、施術を受ける前に尋ねましょう。

保険診療でできないこと

保険診療ではない診療「自由診療」では、厚生労働省の規則によらない幅広くかつ多角的なアプローチが可能です。自由診療で行う施術は、痛みや不快の改善ばかりではありません。痩身や姿勢矯正、ツボ押しやマッサージといった施術も自由診療に含まれます。

自由診療で痩身効果が望める

痩身と聞くとエステを想像する方が多くいらっしゃいます。しかしながら、整骨院でも痩身効果を望める施術が可能です。骨盤のゆがみの矯正によって内臓の位置を正しい位置に戻して消化不良を改善する、筋肉の緊張をほぐして血流を向上させる、身体の歪みを正して代謝を向上させる。こうした施術が痩身につながります。また、EMS(Electrical Muscle Stimulation)と呼ばれる、インナーマッスルを短時間で効率的に鍛える装置を用いることもあります。EMSは部位ごとに使用できるため、鍛えにくい筋肉も集中的に鍛えることができます。

美容施術、レーシック手術も自由診療

日常生活や仕事に支障がないとして、美容目的でのシミやアザの治療、美容整形手術も保険診療適用外となります。他にもレーザー角膜手術による禁止手術や人間ドック、歯列矯正、内服の医薬品によるED治療も自由診療に該当します。広告や施術者の説明で「全額自己負担」「保険証は使えません」といった文言があれば、自由診療です。

治療以外で融通が利きやすいこともある

自由診療を行っている施設の多くは、病院ほど堅苦しい雰囲気ではありません。そのため、施設によっては「友人と隣同士で一緒に施術を受けたい」「女性の施術者がいい」といった融通が利きやすい傾向にあります。もし施術に際に希望することがあれば、事前に相談してみることをお勧めします。

まとめ

今回は、保険診療でできることについてご紹介しました。保険診療が行えるのは、基本的に厚生労働省による登録を受けた機関、登録を受けた保険医だけです。しかしながら、国家資格を持つ「柔道整復師」であれば、急性の痛みで負傷した原因や日付がはっきりわかるものに対する施術は保険が適用されます。

「まちかど整骨院」では、田端、駒込の皆様が一人残らず病気知らずになるようにと願いながら日々施術に励んでおります。負傷内容によっては保険診療も行いますので、関節や靭帯などの不調をお抱えの方は、是非一度ご相談にいらしてください。確かな実力を持ったスタッフが誠心誠意対応いたします。

店舗案内・アクセス

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まちかど整骨院

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