昨日まで何事もなかったのに、ある事がきっかけで腰痛に悩まされたことがある方は多いことでしょう。一度腰痛になると、体を動かすこともままならなくなり、痛さが怖くて大変な思いをするものです。その腰痛が起きる要因や予防する方法をここでは紹介をします。それを知って、腰痛に悩まされない毎日を送りましょう。
腰痛の症状と種類
腰痛は兆候が見られにくいので、突然起きて対処に困る事があります。急に動けなくなって不安になったり、再発するのではと怖くなったりする方もおられるでしょう。ひとことで腰痛といってもさまざまな要因や分類がありますので、まずそれを知っておくと、いざという時に落ち着いて対処できるようになります。まずは腰痛の種類について紹介します。
原因がわかる腰痛とわからない腰痛がある
腰痛を訴えて病院を受診した人は、レントゲンなどの検査をすることが多いのですが、その映像検査で原因が特定できるのは約15%程度にとどまります。それ以外の人たちは画像検査では異常は認められないので、画像検査による診断がつかないとも言われているのです。
このように、画像検査で原因がわかる腰痛を「特異的腰痛」、そうでない腰痛を「非特異的腰痛」といいます。
特異的腰痛の症状
画像検査で特定される症状にもさまざまな種類の病気があります。多いのが椎間板ヘルニア(4~5%)、脊柱管狭窄症(4~5%)、圧迫骨折(4%)、次いで感染性脊椎炎や癌の脊椎転移(1%)、大動脈瘤・尿路結石などの内臓疾患(0%)と続きます。
椎間板ヘルニアは、椎間板が出ることによって腰の神経が刺激されて起こる疾患。中年層が主なる層。坐骨神経痛の原因である可能性もあります。
腰部脊柱管狭窄症は、腰骨が加齢変化によって腰の神経が圧迫されることで起こる疾患。高齢の方でその症状は起きやすいのは説明するまでもないでしょう。歩行中に症状が出て、しばらく前かがみで休むと、また歩き出すことができるようになるという「間欠跛行(かんけつはこう)」はこの症状の特徴です。
非特異的腰痛
画像検査で原因がわからない腰痛を非特異的腰痛といいます。これは痛みが画像に必ずしも反映しないためです。非特異的腰痛の中でもっとも一般的な症状が「ぎっくり腰」と呼ばれる状態です。本人としてはぎっくり腰になった後で、「そういえば昨日◯◯をやったからなったのだろう」と思い当たる節をたどることはできるでしょう。けれども、どの程度の運動や動作を行ったらよいのか、いつその症状は起こるのかという事まではわかりません。そのように詳しい原因やメカニズムまではわからないのです。
そのような性質があるので、いざそのような症状が起こった後で必要以上に心配をしたり安静にしすぎてしまうと、腰痛が長引いたり再発しやすくなったりするので注意が必要です。
腰痛の原因
それでは、腰痛の原因はどのようなものでしょうか。私たちは毎日の生活の中で、腰に負担をかけるような事を気づかないうちにし続けているのではないでしょうか。その要因をもし知っていれば、腰痛を引き起こすリスクは十分に防ぐことができるでしょう。ここではその要因になる事を挙げていきます。
悪い姿勢や不安定な姿勢を続ける
最近はデスクワークが増えてきて、パソコンを使用する人が増え、操作する時間も伸びています。また、スマホを使用する際も見る姿勢が悪い時もあるでしょう。さらに農作業を延々と同じ姿勢で行うという場合も同様です。長時間前かがみの姿勢を続けていて腰に負担をかけると、腰痛を引き起こすことがあります。
また、重いものを持ったり運んだりする仕事や作業をすることも、腰痛のリスクは高くなりがちになります。
外からの衝撃を受ける
事故などで腰に衝撃を受けてしまい、痛みが発生することもあります。また歩いていて思わず尻もちをついてしまうケースや、スポーツをしていて他の人と衝突をして腰を強打する場合も腰を痛めてしまう要因になります。注意をしていてもなる事もありますが、このような事故的な事はできるだけ避けたいものです。
身体的な要因
日頃運動しない人が、その時だけ運動をして無理をしてしまい、腰を痛める場合もあります。十分に柔軟をしておくことを怠る場合、さらにその危険度は激増します。また寒い日であれば体がこわばり、筋肉が硬くなりがちなので注意が必要です。
言うまでもなく、高齢の方は無理をすると腰痛に悩まされる元にもなります。また痩せている人よりも太っている人が腰にかける負担が大きくなりますから、腰痛のリスクは高くなります。
腰痛を予防する方法
前の節では、腰痛を引き起こす要因を挙げました。私たちが腰痛に悩まされずに済む方法は、先ほど挙げた腰痛の要因を避ける工夫や心がけを私たちが持つことです。それだけでも十分にあなたの腰を守ることが可能。それを知るだけで、突然襲ってくる腰痛は怖くなくなるでしょう。ここではあなたの腰を痛みから守る具体的な方法についてさらに紹介をしてまいります。
長時間同じ姿勢でいることを避ける
長時間同じ姿勢を続けることは、筋肉の緊張を生み、それが腰に影響を与えます。途中で休憩時間を入れ、違う姿勢をする時間を小刻みに入れるなどの工夫をしましょう。ストレッチが有効です。
水泳や入浴の時間を取る
水の中にいれば浮力が働き、腰への負担が軽くなります。プールで歩行をすれば筋力もついて一石二鳥です。また入浴をすれば、浮力効果に加え腰を温めて血行を良くし、腰に良い影響を与えます。
負担にならない椅子を選ぶ
座っていて疲れないものがいいでしょう。とくに硬さや高さは重要です。ふかふかの椅子は腰を痛めやすいので、できるだけ使わないのがおすすめです。
まとめ
腰痛は毎日のちょっとした習慣や姿勢が原因であることが多いことがわかります。腰痛は慢性化しやすいと言われている厄介な症状です。腰が弱い方は、この記事を参考に腰に優しいスタイルを作りましょう。
「まちかど整骨院」では、腰痛に悩む方のつらさを取り除く施術を、北区・田端・駒込のエリアを中心に行っております。お客様は世代に関係なく、さまざまな原因や目的で来院中です。腰痛に有益なダイエット、またエステ目的の若い方の来院もお待ちしております。超音波・超短波・電気刺激・EMSを取り揃えております。少しでも症状を軽くしたいとお思いの方に、心からの施術を行わせていただきます。