「巻き肩」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。巻き肩とは、胸周辺の筋肉が凝り固まってしまった結果として肩が内側に巻いている状態のことです。
この記事では巻き肩が及ぼす影響や、巻き肩を改善するためのストレッチ方法について詳しく解説しています。巻き肩に心当たりがある方はまずは巻き肩について正しく理解し、適切な対応ができるようにぜひ最後まで読み進めていただけると幸いです。
巻き肩とは?
巻き肩とは胸周辺の筋肉が凝り固まってしまった結果として肩が内側に巻いている状態のことです。よく猫背と混同されることがありますが、猫背は背骨が丸まって頭が前に出ている状態を指します。
巻き肩は自分自身ではなかなか気付きにくいものです。そこで、自分が巻き肩であるかをチェックするためにリラックスした状態で立って両手を体の横にたらしてみましょう。この時、手の甲が体の外側ではなく前を向いていたら巻き肩になっています。
巻き肩が及ぼす影響とは?
本来の肩の位置は異なる巻き肩になると、以下の4つの影響が起きることが考えられます。
太って見える
巻き肩になると横から見た時に体の厚みに腕の太さが加わってしまうため、本来よりも太って見えます。腕を出すドレスのモデルをよく見ると、巻き肩になってスタイルが悪く見えないように気を付けているのが分かります。
息苦しい
巻き肩は胸周辺の筋肉が凝り固まることが原因なので、肺のスペースが狭められて息苦しさを感じる人もいます。運動しなくても慢性的な息苦しさが続くため、外に出掛けるのが億劫になりかねません。
目が疲れる・頭痛がする
巻き肩は胸周辺の筋肉が凝り固まることが原因ですが、そのコリが肩や首にまで伝わって普段よりも目が疲れやすくなったり、頭痛がしたりすることがあります。巻き肩であることに気付いていないとなかなか症状を改善できません。
便秘になる
巻き肩によってスペースが狭められて肺が下がってしまうと、他の内臓が圧迫されて便秘になる人がいます。便秘対策としてさまざまなことを実践してもあまり効果が見られなかった場合は、巻き肩の改善が効果的である可能性があります。
巻き肩を改善するストレッチ方法
さまざまな良くない影響が起こり得る巻き肩は、少しでも改善したいものです。そこで、自宅でも簡単に取り入れられる2つの巻き肩改善のためのストレッチ方法をご紹介します。
背中の筋肉を伸ばすストレッチ
背中には僧帽筋と呼ばれる筋肉があり、これを伸ばすと巻き肩の改善に効果的です。まず両手をお腹の前で組んでから大きく息を吸い、10秒かけてゆっくりと吐きながら両手を組んだまま前に伸ばします。首を丸めて背中をしっかりと伸ばすように意識しましょう。
胸の筋肉を伸ばすストレッチ
胸には大胸筋があるので、巻き肩の原因となっているコリをほぐすためにストレッチを行います。お尻の後ろで両手を組んでから大きく息を吸い、10秒かけてゆっくりと吐きながら両手を組んだまま後ろに伸ばします。肩甲骨を寄せるようにすると、大胸筋をしっかりと伸ばすことができます。
ストレッチで改善しなかったら整骨院に行こう
継続してストレッチを行えば巻き肩を改善できますが、忙しくて忘れたり疲れていてできなかったりと毎日取り組むのは案外難しいものです。そのため、巻き肩による不調でお悩みの方は整骨院に行くことをおすすめします。その理由は以下の3つです。
すぐに効果を実感できる
ストレッチは継続して長期間取り組まなければ効果を実感しにくいですが、整骨院なら体の状態に合わせて一人ひとりに適切な施術をしてくれるので、すぐに効果を実感できます。
柔道整復師が施術する
他人に体を触られることが苦手な人もいると思いますが、整骨院には人体の知識や医学療法技術が豊富な柔道整復師の資格を持った人が施術するため、安心して任せることができます。
全身を診てもらえる
巻き肩になっている多くの方は、胸だけでなく肩や首まで凝り固まっています。体は繋がっているため、一部分だけ改善しても効果を実感しにくいものです。整骨院では全身を診て総合的にアプローチしてくれるので、効果を実感できるだけでなく、持続しやすいのが特徴です。
まとめ
巻き肩とは胸周辺の筋肉が凝り固まってしまった結果として肩が内側に巻いている状態のことで、太って見えるだけでなく息苦しさや頭痛、便秘などの影響を及ぼす可能性があります。背中や胸の筋肉を伸ばすストレッチで改善が期待できますが、整骨院で診てもらうこともおすすめです。
「まちかど整骨院」は東京都北区・田畑・駒込を中心とする地域の皆様に愛される地域密着型の整骨院です。巻き肩でお悩みの方にも多くご来院いただき、一人ひとりの状態に合わせた施術をさせていただいてきました。初めてご来院の方でもリラックスできるように、院内環境を整備してお待ちしております。熟練の技術を駆使してあなたのお悩みを解決させていただければと思いますので、ぜひお気軽にお越しください。